結婚してマンションを購入したものの、さまざまな理由で離婚に至るというケースは最近では珍しいことではありません。
離婚は仕方のないことかもしれませんが、実際に離婚となるとたくさんの手続きが必要になってきます。結婚よりも離婚の方が面倒くさいというほどです。
結婚後に購入したマンションであれば、夫婦の財産となるため分ける必要が出てきます。現金であれば、半分に分けることはそう難しいことではないかもしれません。
ですが、マンションを半分にすることは難しいことといえるでしょう。この部屋とこの部分は夫、この部屋とキッチンは妻と分けるわけにはいかないからです。
そこで、マンションを売って、そのお金を半分に分けるという方法があります。この場合、どんな点に注意しなければいけないのでしょうか？その点について、簡単に紹介したいと思います。
まず、マンションのローンがどれくらい残っているかということも大きな問題といえるでしょう。売った金額で清算し、残ったお金を分けることができれば何も問題はありません。
ですが、もしかすると思っていた金額では売ることができず、むしろ清算するのにさらにお金を払わないといけないという場合もあるかもしれません。
貯金で清算することができれば、まだいいかもしれませんが、貯金もない場合は親族に借りたりして清算しなければいけなくなるでしょう。
それを避けるためにも、もし離婚が決まったなら、少しでも高い金額で売ることができるように早めに動く必要があります。
そして、一番大切なのは、事前によく調べてマンション売却が得意な不動産会社を選ぶことです。最近では、インターネットで少し調べるとたくさんの情報を得ることができます。
住んでいる地域の不動産会社で、マンション売却の得意な会社を探してから相談するなら、少しでも希望通りの価格に近い価格で売ることができるかもしれません。
それでももし、売却ができそうになければ、他の方法を考えることになるかもしれません。どちらかがそのマンションに住み続けるという選択肢もあるでしょう。そうなった場合に、気を付けなければいけないのは、そのマンションの名義についてです。
もし夫婦の共同名義になっていれば、後々マンションを売ろうと思った場合に、もう一人の名義人の許可がなくて売れないという問題が起きかねないからです。そうならないためにも、マンションの名義を確認しておくことは大切でしょう。
ですが、離婚してまた新たな気持ちで出発したいということであれば、やはり売却がいいのかもしれません。できる限り希望通りに売却するために、不動産会社選びを慎重にすることをおすすめします。