一戸建ての維持費ってどれくらいかかるの?

戸建て

一戸建て住宅を購入した場合、維持するための費用はどれくらいかかるのでしょうか。

 

維持費を考慮しておかないと、いざというときに生活が困るということになりかねないので注意が必要です。

 

一戸建ての維持費とはどのような内容なのか、またどれくらい必要なのかについてご紹介したいと思います。

 

一戸建ての維持費として、毎年必ず必要となるのが固定資産税です。固定資産税は、毎年1月1日時点における土地や建物など固定資産の所有者に対して課税されます。

 

固定資産税の計算は、所有している固定資産の評価額(課税標準額)に対し標準税率となる1.4%を掛けて算出します。

 

評価額は3年に1度見直しが行われ、そのときの地価が影響するので、場合によっては税額が上昇することもあります。

 

また地域によっては都市計画税の負担も必要で、その場合は固定資産税と一緒に納税することになります。

 

都市計画税の計算は、課税標準額に対し最高で0.3%を掛けて算出します。固定資産税と都市計画税を合わせておよそ10~20万円程度になることが多くのケースです。

 

建物は経年とともに必ず劣化することから、定期的なメンテナンスが必要となります。

 

メンテナンスは、使用している材料によって耐用年数が異なりますが、さまざまな部位の劣化状況に応じて行います。

 

例えば、外壁や屋根の場合、10年程度を目安として再塗装を行い、また30年を目安に交換を検討する必要があります。

 

その際の費用はグレードにもよりますが、足場を含めて再塗装でおよそ50~100万円程度、交換ではおよそ200万円~です。

 

キッチンや洗面台など水回り設備も痛みやすく状況に応じて、交換するなどリフォームを行うことも必要となるでしょう。

 

水回り設備もグレードによって費用は異なり、さらに水道配管を交換するとなると床などの周辺部分を解体することもあり、工事は大きくなることも考慮しておく必要があります。

 

そして万が一に備えて火災保険の費用負担も考慮しておくことも重要です。

 

必ずしも必須というわけではありませんが、近年において自然災害が多発していることからも、火災保険や地震保険に加入しておくと安心につながります。

 

なお地震保険は火災保険に加入のうえ、セットで契約することが必要となります。火災保険と地震保険のセットで、年間におよそ10~20万円の負担が必要です。

 

以上が一戸建てのおもな維持費です。

 

これらの費用が発生することを把握しておくことが重要で、また計画的に管理することでいざというときに困ることがなくなります。

 

快適な生活を長く続けるためにも、余裕をもった資金管理とこまめなお手入れが重要になるでしょう。

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